B-Roll動画製作(製作方法)
目次
海外で流行しているB-Roll動画製作の方法
海外の映像製作系YouTuberなどがこぞって製作しているB-Rollに弊社も挑戦してみました。一人で撮影していたので作業風景は撮影できておりませんが、動画制作の方法も書いてみました。まずは一度本編をご覧いただければと思います。B-RollについてはDaniel Schiffer氏やPeter McKinnon氏をお手本に製作いたしました。
今回撮影にご協力いただいたのが、札幌市中央区にある理容店「カメレオンヘアー」さんです。
左の画像は2013年に僕が撮影させていただいた時のものです。とてもお洒落な理容店なので、札幌にお住まいの方はご利用ください。
撮影前の準備
まずは撮影場所の交渉、そして大まかな撮影の流れや各ショットにどういう手法を使うかなどを検討しました。動画制作は準備が半分、当日の撮影が半分ですのでトータルの出来の50%が準備で決まりますのでじっくりと検討しました。
撮影手法
1. スムーズトランジション
手法としてまず最初にやりたかったのがスムーズトランジションです。これはメインのショットの前後にカメラを動かして素材の段階から「ブレ」を作っておき、その「ブレ」に合わせて編集で繋ぐものです。
例えば、机の上の小物を撮影するときにカメラを上から振り下ろし小物を撮影した後に、さらに下に振り下ろして撮影する素材の前後に「方向のある」ブレを入れておくと、次に下方向のブレから始まる素材を合わせると繋ぐだけで綺麗なトランジションが完成します。
2. エレベータートランジション
これはDaniel Shiffer氏のYouTube動画で彼が動画製作で用いているトランジションで、前述したスムーズトランジションを変化させたものです
簡単に説明すると「方向性のあるブレ」→「ズームアウト」というもので、例えば素材の最後に下方向のブレを入れておきその次のクリップではカメラを物体に近づけて暗くしておいてから引くことで映し出すというものです。
3. 全てマニュアルフォーカス
今回の動画製作もそうですが、ほとんどの海外のB-Rollはマニュアルフォーカスでピントを合わせています。こうすることで、自分が意図した場所にピントを持ってくることができ、表現の幅が格段に広がります。
撮影機材
- Canon EOS 5D Mark IV
- Canon EF L 17-40m f4 USM
- GODOX SL60W
- NEEWER ソフトボックス 60cm
- NEEWER 安いLEDライト(2000円くらいのもの)
今回の動画製作で用いたのは本当に上記の機材しか使っておりません、三脚を一切使っていないので広角レンズを使うことで手ブレの感覚を少し抑えております
編集
スピードランプ
スピードランプは編集ソフト上で自在にクリップのスピードを変えるもので、ソフトごとにやり方が変わるので「編集ソフト名 speedramp」で検索してみてください。今回の動画もかなりスピードランプを活用しております。
おわりに
弊社では様々なご要望に答えるために、多種多様な撮影を行っております。ドローンから今回のようなテンポが早いイメージの動画も製作しております。CM撮影、インターネットの広告動画、ミュージックビデオなどやっておりますので、ぜひプランお聞かせください。