失敗しないイベントの音響レンタル その1

小規模イベントで音響レンタルを考えているのですが…

イベントを行おうと思うと色々なレンタル業者さんのお世話になると思います。その一つに音響があり、音響が悪いと司会の方やパフォーマーの方の声が聞こえなかったりなどイベントの成功に寄与する大事なものです。今回は失敗しない音響選びについて考えてみたいと思います

音響のレンタルでは大事なのが規模!

音響の機材はイベントの「サイズ」によって使う機材がかなり異なります、屋外と屋内でもかなりの違いが出てしまいます例えばどんな違いがあるのか説明させていただきます

イベントの規模と音響

屋内外のイベントではお客さんとの距離が問題になります。ちなみに高音は低音に比べて遠くに届きにくい性質があるので大きいイベントですと高音を奥のお客さんに届けるためのスピーカーと原音に忠実な低音を再現するスピーカーが必要になります(参考リンク)

屋内であれば建物がどれだけ反響するか等にもよるのでまた条件は変わってきます

ワンズウィルMusicSchoolさんより http://www.ones-will.com/blog/dtm/music-theory/9052/

そのため大きいイベントになればなるほど大きな機材が必要になります(野外フェス等)しかし、これは地元のお祭りなどにも言えることでステージ近くで綺麗に聞こえていた歌声も遠くでは少しこもって聞こえてしまったりします

ではどんな機材を選べば良いのか?

まずは機材のホームページからその機材のスペックを確認してみましょう!「レンタル」機材に絞るのであれば、専門技術が必要となる大掛かりなものよりは、まず簡易PA(音響セット)をみてみます。

この時に注意してみてほしいのがスピーカー部分の出力の合計数(ワット数)です、個人的な意見ですが小規模なものに関しては大まかな目安としては

【屋内イベントの来場者<合計のワット数】

【屋外イベントの来場者 ✖︎ 1.5<合計のワット数】

【ライブならその倍くらいのワット数】

これが成立していれば、パワー不足でイベントが盛り上がらないということは無いと思います。では実際のスペックを確認してみます、例としてヤマハのSTAGEPAS 600BTのスペックは(ヤマハのサイトより

赤字の枠に注目して欲しいのですが、ここでは最大出力(連続)では280Wが左右で二つなので合計560Wの出力となります。

つまり、【屋内なら500人程度で屋外なら370人程度までカバーできます】

【ライブであれば屋内なら250人程度、屋外135人程度までカバーできます】

※一つの目安として捉えてください!前述した通り反響するものがあればまた音の聞こえ方も変わりますし、近くでもステージをやっていたら聞こえ方も変わってきます

レンタル業者さんを比べる時に出力を一つの指標にしてみてくださいね!次回はミキサーなどの機材についてお話してみようと思います。

失敗しないイベントの音響レンタル その2

失敗しないイベントの音響レンタル その1」を読んだみなさん

ある程度ご自分が主催されるイベントに必要な音響機材の規模が掴めてきましたよね?

そこで次はどれを選んだら良いのか?どの機材が必要なのか?です

結論から申します。もしそこまで大きいイベントではなく、来場者も1000人単位で無いのでしたら

僕の答えとしては「簡易PAセット」を選んでおけば間違いない!

です。

 

そもそも

音響機材は本当に様々なものがあります

ごくごく簡素なものを図にしてみました

例えば司会の方が喋った声はマイクを通して、ミキサーに流れ電気信号の量などを調整した後、アンプに届き増幅された信号がスピーカーから音として出てくるのが大まかな流れになります

簡易PAは上図のマイク以外全て揃っております!

スピーカースタンドやマイクケーブルも必要ですが、一応マイクと簡易PAがあれば音は出る!と覚えておいてください。いちいちバラバラで揃える手間が省けますし、一つ一つ揃えるより収納が優れているものが多いので簡易PAセットはとても便利です!

サウンドハウスさんで販売している簡易PAセット

じゃあ音響さんが使ってるゴテゴテした黒い箱みたいなやつ何?

あれには安定した電源供給できる機材、エフェクト(リバーブ、コンプレッサー)、ハウリング対策にも使えるグラフィックEQ、CDプレイヤー(音とびしにくい業務用)やもちろんアンプが入っていたりもします!他にもマイクをたくさん使用する場合のハブなど多種多様な機材が入っていることもあります。

小規模イベントに必要ですか?

正直、小規模イベントには必要ありませんしイベントを行う上で最低限必要なものは上記の簡易PAセットに全て含まれております、モノによっては簡易PAにリバーブなどのエフェクトやコンプが入っているものもあります。

ハウリングをしやすい屋内でのイベントなど、グラフィックEQがあれば便利ですし言い出せばキリがありません。

予算とも相談

お金をいただいてやるライブでしたらある程度の機材は揃える必要はあると思います、しかしお祭りなどのイベントに関してはそこまで機材にこだわる必要も無いと思います。

簡易PA(音響)セットは地方の小規模イベントの救世主

低予算だけど、ステージで色々な出し物をしたいし遠くまで喋っている内容が伝わるくらいの音響設備が欲しい。そんな方のためにあるのが簡易PAセットです!初めてのイベントであれば最初のコストを抑えてイベントを成功させることができます。もし音質に物足りなさを感じるのであれば1ランク上の機材を検討したりすることもできます。

弊社はヤマハのSTAGEPAS 600BTという簡易PAセットをレンタルしております!

簡易PAにも色々ございます。ほとんどが外国のメーカーなのですが、国産でもヤマハ等が生産しております。弊社が北海道内でレンタルしているのはヤマハの簡易PAシステムなので、付属マニュアルも日本語で詳しく書いてありますし、弊社の説明書も分かりやすく解説してあります。ぜひ、道内でイベントを検討していらっしゃる方がおられましたらご検討くださいませ。

レンタルのページ

サウンドチェックをしてみよう

セットアップが完了したのでサウンドチェックをしてみましょう

基本サウンドチェックは「楽器」→「ボーカル」の順でやりましょう、楽器の音量が決まればあとはそれに合わせてボーカルを決めるだけで簡単にチェックができます

この時に油性マーカー(黒以外おすすめ)とマスキングテープを用意してください、誰が繋がっているか、音量をどこまで上げたか等をミキサーに貼ったマスキングテープに書き込むことができます!

僕はハサミで切ったマステをツマミの横に貼ってどこまでLEVELを上げたかもメモっております。使わないときはツマミは基本ゼロにしておくので!

1.楽器のサウンドチェック

前回からのおさらいで、ミキサー部分の一番下の列の一番右のMASTER LEVELが上がっている状態で他のツマミ(MASTER LEVELのすぐ左のツマミは触らない!)以外は全部下がっている(一番反時計回りに回っている)状態にします

そのあと楽器をミキサー部分に接続します、キーボードであればチャンネル5/6か7/8にギターなどはチャンネル4に繋ぎます

もしステレオ接続(右左両方ケーブルで接続)じゃなく、モノラル接続(一本のケーブルで繋ぐ)のであれば基本左(L)に繋いでおけばOKです。その場合ミキサー部分のSTEREO/MONOでMONO(モノラル)にしておかないと左側からしか音が出ません!

ギターは電池がついているタイプはそのままLINEとして、電池がついていないタイプ(ベース等も含む)はチャンネル4に繋いで「Hi-Z」をオンにしておいてください。

その後、少しずつそのチャンネルのLEVELを少しずつ上げていきます、できればお客さんの位置まで移動して音を聞いてみてください。

低音がで過ぎていたらLOWのツマミで調整し、高音がキンキンしていたらHighを下げてください。OKが出たらミキサーに貼ったマスキングテープを

2.ボーカルのサウンドチェック

楽器のサウンドチェックが終われば、次はボーカルのサウンドチェックになります

ボーカルマイクをチャンネルの1〜4に繋いで、声を出してもらってLEVELを調整します。楽器の音に負けないように調整してみてください。

ボーカル調整中にはボーカルの方がマイクを離さないように注意してください、本番でマイクを近づけ過ぎて急に大きい音が出たりします。

特定の音域を出しすぎるとハウリングの原因になったりするので、あくまでもEQのツマミは補正として考え音作りはし過ぎないのが良いと思います。

ハウリングが起きたら、FEEDBACK SUPRESSORをオンにしてくださいハウリング防止のためのスイッチです。

3.フロアモニターがある場合

フロアモニター(ステージ上の演者さんが聞く音をだすスピーカー)がある場合、ミキサーのMONITOR OUTに繋ぎます。このアウトプットはアンプを通していないのでアンプがついているスピーカーもしくはアンプを経由したスピーカーでしか音が出ません!(弊社のレンタルではアンプがついているスピーカーをレンタルしております!)

フロアモニターをステージに設置し、MONITOR OUTと繋いだらMONITOR OUTと書かれたツマミを少しずつ上げていき演者さんが聞こえるまで上げていきます

モニターとマイクを近づけ過ぎたりマイクの向きにモニターを置くとハウリングが起きやすくなるので気をつけてください。

4.曲少し演奏しリハーサル

司会の方だけのリハーサルでしたら通しのリハーサルは要りませんが、音楽パフォーマンスでしたらやっておいてください。

お客さんがいる場合は必ず数十秒で終わらせましょう!長すぎるリハーサルはステージの新鮮さが無くなります!

フロアモニターの音量、客席の音量、全て演者さんやスタッフとコミュニケーションを取って円滑に進めてください。

大丈夫そうでしたら、ここでサウンドチェックは終わります。ツマミのメモが必要な場合マスキングテープなどで音量を下げる前にしっかりメモっておきましょう!!!